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桜の下で宴を開くという「お花見」は、平安時代に始まったといわれています。平安貴族のものであったお花見は、時代とともに一般の人たちへと広がり、桜は多くの詩歌の題材として取り上げられてきました。今年は俳句を詠んで、いつもよりちょっぴり「風流なお花見」を楽しんでみませんか?
俳句は五・七・五、合計十七音字で作られる、世界で最も短いといわれる詩の形です。その成り立ちは江戸時代と、日本の詩歌の中では新しいものですが、短い一行に簡潔に物事や心情が盛り込める表現手段として、今では世界各国に愛好者がいます。なんと、世界的に有名なミュージシャン、「ジョン・レノン」も俳句をたしなんでいたのだそうです。
また、俳句に欠かせないのが、季節を表す“季語”。十七音字の中には季語が詠みこまれ、日本の四季折々の風景を表現しています。
俳句の世界では花といえば「桜」を指すほど、このふたつは密接な関係があります。とはいえ、桜を愛でながら俳句を詠むことは「難しいのでは?」と思う方もいらっしゃることでしょう。まずは難しく考えず、言葉を十七音字の形にあてはめることから始めてみましょう。とにかく詠んでみることが大切ですが、忘れてはならないのが季語です。春の代表的な季語には「桜」や「初桜」、「八重桜」などがあります。そのほかに「花の宴」「花巡り」など、字面を見ているだけで情景が浮かんでくるような美しいものも。「それでなくても文字の数が少ないのに」と思いがちですが、短い句の中だからこそ時間をかけて多くの人が育んできた季語が、奥深い意味を人々に伝えてくれるはずです。
最初はなにが季語かわかりにくいかと思いますので、季語を集めた辞典、「歳時記」が1冊あると重宝します。また、ひとつの句の中に季語がふたつあるのは「季重なり」と呼び、初心者は避けるべきとされています。
「それでもやっぱり作りにくい」という方へおすすめなのは、写真とともに楽しむ「写真俳句」。最近、「写俳」という言葉を目にすることも多くなりました。本格的なカメラは必要ありません。カメラ付き携帯で撮った画像に言葉を添える感覚で、気軽に作ってみてはいかがでしょうか?
感じたことをシンプルに季語とともに詠めば、あなたオリジナルの俳句が完成。これまでなにげなく見ていた風景に、季節を感じられるようになるのも俳句の良さです。俳句を詠む楽しみを持つと、人生がとても豊かになりそうですね。